地獄でなぜ悪い

先日、あるサービスを利用したときに、担当の女性から感涙されてしまったという話を書きました。
「恋愛フラグが立ったのでは?」というご意見をいただきましたが、経験上それはないと思います。
というのは、この女性は、おそらく私を「仲間」としてみています。
「男性なのにこの人はすごく分かってくれる」みたいな。
実は、そういうこと、私とても多いのです。

心理学的には、男性は人間関係を上下で、女性は横つながり(共感)で捉えるそうです。
私は根本的に女性的な心理で人間関係を見るのだろうと推察しています。
なので、女性からは「仲間」と認識されることが多いのだろうと考えています。
実際、私は子どもの頃から女友達といる方が気が楽でしたし、今もそうだったりします。
若いころは女友達ばかりでした。一緒に旅行したり(男除けにちょうどよかった)、お風呂も一緒に入りました。ええ、恋人じゃなくて。そういう関係もあるってことです。

以前、病院で病気について調べていたら「どこかおかしい」ということになり、ホルモン分泌について血液検査をしたことがあります。
それで分かったのですが、女性ホルモン分泌量が男性の上限を超えていました。
そうそう、その時それ以上の問題が見つかって、それはほっとかれたんだった。
私の身体はいろいろと欠陥品です。

ホルモン分泌は脳の働きや精神活動に影響を与えています。
なので、意識がそういうことになっているのだと思います。
へんなところでそういうのが顕在化するわけです。書いた字とか、創作物とか。
まあ、子供のころからそうでした。

おかげで、よほどトレーニングしないとアウターマッスルがつきません。運動しても腕は細いまま、腰はくびれ、女顔だともいわれたことがあります。生物学的にはちゃんと男性ですから体毛は濃いですけど。

一方で、男性の付き合いは、みんなそうであるわけではないですが、毛嫌いされることがあります。違和感をいじめるのが男性の本能なので、昔からいじめられて生きてきました。
それと、やたらと「お前は俺の下の存在だ」と暗に威嚇的行動を示してくる人がいて疲れます。
こちらもあなたが上でいいですよ、って示しているのに、しつこく威嚇してきます。あれはなんなんでしょうね。なにかのコンプレックスなのでしょうが、苦手です。


実はずっと拭いきれない孤独感をどこかに感じています。
女性とは仲良くなれても恋愛対象にはしてもらえません。
女友達たちとは結婚や相手の恋愛を境に縁が遠くならざるを得ず、そして年を追うごとに新しい友達はいなくなります。

自分が生きやすい場所がこの世のどこかあればよいと、ときどき思ったりします。
でも、そんなところはどこにもありません。
この世は楽しい地獄です。


星野 源「地獄でなぜ悪い」 (CD宣伝版)

「無駄だ ここは元から楽しい地獄だ
生まれ落ちた時から 出口はないんだ
(中略)
嘘で何が悪いか 目の前を染めて広がる
ただ地獄を進むものが 悲しい記憶に勝つ」

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

歌い続けるよ

「リップつけて まつ毛あげて…
 レースの下着つけて
 そうやって武装してないと不安なのよ
 バカみたいだよね
 鎧の重さでどんどん動けなくなるのよ」
===「サンダル」タカハシマコ(「乙女ケーキ」収録) より===



「奈々子さんみたいにやせてて
 もっと背も高くて
 そしたらもっと自由な体な気がするのに
 性からも
 悲しみからも」
(中略)
「ぴちぴちと若くはなく
 美しくもなく
 お肉のかたまりではない奈々子さんを
 女としてなめてたんだ」
===「荒野の恋」桜庭一樹原作/タカハシマコ作画 より===



「好きか?」
「好きです」
「どんなところが?」
「軽い」
僕は即答した
「それに尽きます。とにかく、動きが軽くて、機敏です。(後略)」
(中略)
「落ちていくときは、重い方がいい」
彼はそう言って、立ち上がった。
「襲う方は軽量である必要はない。機敏さってのは、逃げるものが欲しがる機能だ」
===「ナ・バ・テア」森博嗣さん より===



精神科医の提案は、私の『重さ』を薬で排除しようというものだった。
そうすれば、苦しいことを忘れられるって。
でも、でも、その『重さ』を忘れて、生きているって言えるのか?
孤独も絶望も、私の親しい友達じゃないか。
安易にそれから逃げる愚かさを、友人の行動から気づいたんだ。
この胸の痛みは、そこから来ているんだ。
だからやっぱり提案は断った。最低限の処置はしてもらうけれどね。

私は、身体もバイクも軽い方がいいって、そうずっと思っていた。
そうすれば、人としての痛みや傷から逃げられるって、そう信じていたんだろうと思う。
でも、きっと、そうじゃないんだろう。

私はいまさら重くはなれないけれど、ハナウタを歌い続けよう。バイクで走り続けよう。
だらしなくたって、弱くたって。


サカナクション「ミュージック」


「いつだって僕らを待ってる
 疲れた痛みや傷だって
 変わらないままの夜だって
 歌い続けるよ 続けるよ

 いつだって僕らを待ってる
 まだ見えないまま ただ待ってる
 だらしなくて弱い僕だって
 歌い続けるよ 続けるよ」





テーマ : GID-性同一性障害
ジャンル : 心と身体

なすがままに

誰にだって、人に言えない悩みの一つや二つはあるもので、そして、それは死でしか解決できないものだろうと思う。
悩める者たちに甘き死よ来たれ。

bice 「cloudy sky」

「孤独は友達なの ずっと仲がいい さみしさも痛くない」






テーマ : GID-性同一性障害
ジャンル : 心と身体

king of rock'n roll

何を言っても許されると思っているような人はいるものだ。
私だって、いちいち気にしちゃいない。
でも、同席者の気遣いに、自分自身を無神経にして気にしないふりしていたことを思い知らされる。
それが私を地の底へ突き落す。

Prefab Sprout 「king of rock'n'roll」


「Now my rhythm ain't so hot
僕のリズムはそれほどいかしてはないけれど

but it's the only friend I've got
それだけが僕が手に入れた僕の友達

I'm the king of rock'n roll completely
僕は完ぺきなロックンロールの王様

All the pretty birds have flown now
いまやかわいい小鳥ちゃんたちは飛び去った

I'm dancing on my own
だから僕は自分のために踊るのさ

I'm the king of rock'n roll completely
僕は完ぺきなロックンロールの王様

Up from, suede shoes to my baby blues
スウェード靴からマイ・ベイビー・ブルースまで」






テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

人の心の奥底を覗きたいなら

卒論の資料にする調査に協力してほしいという依頼が来た。
こういう依頼はときどき来る。
お断りした。
私には学者関連に良い思い出がない。
私の心や思い出が、サンプルのひとつとして列挙されるだなんて嫌だし、インターネットでどんな気持ちも思い出も情報として手に入ると思っている、その小娘の考えも浅はかだと思ったから。
人の心の奥底を覗きたいなら覚悟を見せな、ってこと。

ねごと 「sharp#」

「いま 運命をはみ出して
ストロボの時がきみをさらう前にさ
もっと速く駆け抜けていく
あの星になりたい

今 銀河を瞬いて
モノクロの夢がぼくを誘う前にさ
今夜 迷わずに胸を裂く
あの星になりたい」







テーマ : GID-性同一性障害
ジャンル : 心と身体

プロフィール

なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
MtXです。

Twitter on FC2
カテゴリ
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ
広告1
広告2