バイクブームという幻

今日、一緒に走った人たちの中に、若い子が3人いた。
みんな20歳前だし、一人はなんと高校生。
若いのに乗っているバイクは古い。彼らが生まれる前のもの。
RGV-γ, TZR250, CBR250RR。
この例はこの子たちに限ったことではなく、これまでのバイク仲間の若い子たちも、その頃のバイクに乗りたがる傾向があるように思える。

それはなぜかというと、その頃のバイクは、バイクブームという背景の中、各メーカーが「他のメーカーより速く」を目標に、もてる力を注ぎこんで作っていた。スピードが絶対的価値の時代だった。
そして馬力規制もない時代だったので、今の同排気量のバイクと比べるとスペック上ではハイパワーなのだ。

それと比べ、今のバイクはちょっと作りが違う。コスト対策がばっちりしてあり、レーシングマシンさながらの作りこみだった当時のものと比べると確かに構造美・機能美という点で見栄えしないところが確かにある。
だから「誰よりも速く」を目的に作られた昔のバイクに、血気盛んな若い子が惹かれるのも無理はないと思うし、それが悪い事とは思えない。(念のため、無謀運転しろとも、していいとも言わないですよ。)

でも、ちょっとひっかかるものがある。
どうも後ろ向きな気がして。そんなによいかな?あの頃のバイク。
私も乗ってみたことがあるが、昔のバイク、とくに2ストロークエンジン車は、ピーキーで扱いやすいとは言えない。
要求されるライディングスタイルも古い。
なにより、バイクブームに青春時代を過ごした若い子の親世代によって、無意味なほどに伝説化されている感じがする。
今日であった若い子らに聞いたところ、彼らのバイクの値段はなんと40~60万円。
ちなみに参考までにトライアンフ デイトナ675に乗ってる子は、それを中古で75万円程度で買ったと聞いています。
いくら状態が良いにしても、20年前のバイクだよ?う~ん・・・

私は、きっと、結局、今日出逢った子たちも、それほど時間が経たないうちに乗り換えるんだろうな、と思う。
古いバイクに乗っていた若いバイク仲間たちもみんなそうしたし。
いまは大型二輪免許が簡単にとれるし、普通二輪免許で買えるバイクの選択肢も狭いしね(昔は大型二輪免許を取るのが難しかったので250~400ccが主流だったのです)。
そういう背景も含めて、やっぱり時代は変わっているし、進んでいるのだと思う。
今にふさわしいバイクが必要なのだ。

だから、たちの悪い伝説があるのなら、さっさと忘れた方が良いと思うのだ。
そしてなにより、メーカーは彼らのニーズに応えるべきだ。
つまり、今のバイクには彼らの熱い気持ちにふさわしいなにかがもうちょい必要ってことじゃないだろうか。






テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

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なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
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