愚かな私の話

仕事中の私は話しかけやすいらしい。
今日もある人から声をかけられた。
仕事の話をして、与太話を二人きりでしているときに云われた。
「○○課(私の所属部署)って、なんだか怖くて、いつも避けて通っているんです」

私の所属部署は傭兵部隊だ。
なぜなら、この組織の人たちは民間社会で戦うこと知らない。戦うことを許されてもいない。だから代わりに戦うのだ。
それが私の誇りでもあった。
だから確かに空気は厳しいしかもしれないし、そういう人達に罪はない。
でも、「怖い」って言われた。

「そんなことないですよ。みんな良い人達だから、お気軽に来てくださいね」
と言って、別れて、一人泣いた。

こんなとき、いつもバイクが心の支えになってくれていた。
辛い時、苦しい時、バイクに乗ることを考えていた。
でも、自分のバイクにどこか限界を感じてしまっている今、それはもう通用しなかった。

夜、珍しく独りでお酒を飲みに行った。
飲んでも飲んでも、頭は冴えていた。
お店の人に「お強いですね」と言われる始末。

帰宅してやっと気づいた。
自分にはバイクがなければ、なにも残らないことを。

バイク仲間には、家族や恋人やペットがいたりして、仕事があって・・・でも、私には何もない。
仮初の仕事に、もう心が通わない老いた両親、いくばくかの貯金。それだけだ。

きっと私は、この7年半バイクに心を委ねすぎたんだと思う。
これではいけないのだろう。
でも、どこへ行ってなにをすればいいのか、私にはわからない。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

プロフィール

なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
MtXです。

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