愛なんて、錆のようなもの

お金を使わないために、持っている本を繰り返し読んでいる。
今は「スカイ・クロラ」シリーズ。
前に人に貸して帰ってこなかった「スカイ・クロラ」は再購入。

「ああ、人間たちはみんな馬鹿だ。
この飛行機の、この美しさを見ろ。
この翼を見ろ。
これに比べたら、すべてが醜い。
愛なんて、錆のようなものだ。
それが、綺麗な営みだと、錆が思い込んでいるだけ。」

「どんなメカニックでも同じ。ただ、綺麗なボディを被り、見えなくしているだけ。車はみんなそうだ。メタリックの塗装で光り輝いている。銀のモールドがぴかぴかだ。シートはソファと同じくらいふかふかで。木目のダッシュボードは額縁みたいにつるつる。スピーカからは楽しい音楽が流れ出る。楽しさと綺麗さで、シャーシの重さと黒さを隠している。肝心のメカニズムは見えないようになっている。
飛行機にはこれがない。
飛ぶために余分なものは載せられないからだ。」

「クレイドゥ・ザ・スカイ」森博嗣著


いいよねぇ。
森博嗣さんはお金のために推理小説を書いていたみたいで、作家としては引退する目的でこれを書いたんだろうと思うのだ。かなり狂った事を書いているけれど、私は好き。

バイクに乗る人なら、この感覚、わかってもらえると思う。
だから、バイクが好きなんだって、そう思う。






テーマ : つぶやき
ジャンル : 小説・文学

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なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
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