めめんともり

「鰻は私も大好物である。だが、小学校三年生で、多少ませたところもあったから、小説などでは肺病というものがどんな病気かおぼろげに見当はついていた。
今は治っても、年頃になったら発病して、やせ細り血を吐いて死ぬのだ、という思いがあった。少し美人になったような気もした。鰻はおいしいが肺病は甘くもの悲しい。
(中略)
どんなに好きなものでも、気持ちが晴れなければおいしくないことを教えられたのは、この鰻屋だったような気もするし、反対に、多少気持ちはふさいでも、おいしいものはやっぱりおいしいと思ったような気もする。」
向田邦子さん「父の詫び状」

病院へ行った。
レントゲン結果は、くっついてるけど、サポーター1か月延長、とのことだった。
実費で支払って、思ったより安かったのでよかったが、やはりしんどいものはしんどい。
でも、健康保険証が届いたら、差額は返してもらえるとのことだった。

帰りに、ブーランジェリー・ル・バンブーに寄って、バケットを買った。
ここのバケットが好きなのだ。
ここのパンは普通だけど、バケットは特別に思える。
あと、この前来た時は、赤ワイン入りのカンパーニュがあって、これがワインのつまみによかったのだけれど、今日はなかった。

今週は映画をたくさん見た。といっても、劇場で見たのは1作だけだけど。「スタートレック」「アルバート氏の人生」(なぜ「ロッブス氏の人生」ではないのか?)「風立ちぬ」「紅の豚」。
普段、仕事をしていると映像作品を観ている余裕などないから、よかったのかもしれない。

劇場で、「スタートレック」の続編と、「パシフィック・リム」を観ようかと考えていた。
「スタートレック」は前作を観たから。「パシフィック・リム」はtwitterで、マンガ家の皆さんが観ていたから。

でも、聖林(いま向田邦子さんの作品を読んでいるのでこう書きます。ハリウッドのこと)の映画を観るなら、「風立ちぬ」を3回見た方がいいかも、と思うようになる。
この作品は、死の匂いがする。
主人公の夢に始まり、夢に終わる。
上杉謙信じゃないけれど、人生は一睡の夢。
そして、輝ける時間はそのなかでもほんのわずか。
それを教えてくれるけれど、その後はどうしたらよいのかは教えてくれない。

「君の10年はどうだったかね。力を尽くしたかね。」
映画のカプロニおじさんの言葉。


まあ、あれだ。いろいろ考えてばかりいても仕方ないから、今夜はとんかつを喰らうのだ!






テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

急がば回れ

 先ずは何とか復活できるようで・・・何よりです。
人それぞれ人生には色々とあり、主様は今そう言う時期なのでしょう。
でも、必ず良い事はありますよ! 今は無理せず怪我の治癒を一番に大事にしてくださいね! 
 

Re: 急がば回れ

>とうりすがりの者 さん
ありがとうございます。
くっついてくれればよいのですが、なんだか痛くてやな感じです。
さっさと治してバイクに乗りたいです。
そして、ガンガン稼ぎたい!
プロフィール

なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
MtXです。

Twitter on FC2
カテゴリ
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ
広告1
広告2