館林ぶらぶら紀行 その3(上州小麦伝説編)

前回の続き。

美術館を後にして、多々良駅から館林駅へ移動しました。(運行本数が少ないので要確認です)
140111山口晃展ー館林駅
前に来たときはこんな立派な駅舎ではなく、風情あるものだったのですが・・・

140111山口晃展ー館林駅
と思ったら、ちゃんと前の駅舎も現役でした。
新しい駅舎は、古い駅舎のデザインをモチーフにしていますね。

140111山口晃展ー花山うどん
お昼ご飯のために、駅前の“花山うどん”さんへ。

140111山口晃展ー館林 花山うどん 鬼ひも川
私は、「鬼ひも川」を注文。

140111山口晃展ー館林 花山うどん 鬼ひも川
「ひもかわ」とはこの幅広の麺のこと。
本当は同じ群馬県内の桐生(きりゅう)の名物だとか。

それに、甘辛く煮た薄切り肉、ねぎ、温泉卵、のり、かまぼこ、がのっており、そこにだし汁をかけて食べます。

うまい。ほんとうに美味しいです。
薄いのにコシがあり、つるつる感がある麺は独特です。
ほんとうに、「うどん革命キター!」という感じです。
私にとって、伊勢うどんに次ぐショッキングなうどんでした。

うどん日本一を決める「U-1グランプリ」なるものがあるそうで(http://u-1gp.com/)、それで優勝したのがこれ。
それも納得のお味です。

ちなみに暖かい「かけ」もあります。(温玉なし)
寒かったけれど、あえて麺を楽しむために冷たいのにしましたが、正解だったと信じます。

140111山口晃展ー館林 花山うどん 分福茶釜の釜たまうどん
友人は、“分福茶釜の釜たまうどん”を注文。
器がかわいい。

140111山口晃展ー館林 花山うどん 分福茶釜の釜たまうどん
群馬に限らず、北関東は昔から小麦の生産が盛んです。
冬は小麦。夏は稲を育てます。
故に、うどんはとてもおいしいです。

「日本三大うどん」と呼ばれる、讃岐(香川)、稲庭(秋田)、水沢。その水沢も群馬県です。

私も熊谷(埼玉県北)に住んでいた時に、初めて麦踏みを見て驚いた記憶があります。(根張りをよくするために麦の芽を足で踏みつける作業です)
麦の生産の影響か、田植えが遅いのにも驚きました。
千葉は全国的に見ても田植えが早いようで、麦の生産にあわせて田植えを遅らせるなんて・・・と当時は思いました。

140111山口晃展ー館林 製粉ミュージアム
次は駅の反対側。「製粉ミュージアム」(http://www.nisshin.com/museum/main.html)へ。
日清製粉の施設です。なんと駅の脇。

日清製粉は、ここ、館林が発祥の地。
二代目社長、正田英三郎氏は、皇后陛下のお父上にあらせられます。
皇后陛下は東京出身ですが、ルーツは館林にあるわけです。(お忍びでときどき親戚のお家にいらしていたとの話です)

ところで、皇后陛下は、それまで旧貴族階級からが当然だったお妃選びに反して、恋愛結婚かつ民間出身という、正真正銘、本物のシンデレラです。素敵ですよね。
お米の国の王子さまと、小麦粉を商う家の娘との結婚。このことは、敗戦後という時代背景も踏まえて考えるに、実は日本という国にとって精神的な大革命だったのかもしれません。

そして、まわりの猛反対を押し切り、「オレ、この人と結婚するもんね」(陛下のお若い頃のやんちゃ伝説から想像するに本当にこんな感じだったのではないでしょうか)を貫いた天皇陛下、かっこいいです。

140111山口晃展ー館林 製粉ミュージアム
中では、小麦粉に関する様々なことを学べたり、製造機械が展示されています。

140111山口晃展ー館林 製粉ミュージアム
どの機械も原理は単純なんだけど、規模が笑っちゃうくらい大きんだよな~。
なにより、どれもブルブル動くのが楽しいです。

140111山口晃展ー館林 製粉ミュージアム
こちらは館林時代の日清製粉の事務所。
洋館で完全免震だ!
創設者の正田貞一郎氏は外交官を目指したおしゃれな方だったそうです。
写真を見ると相当のイケメン・・・。
醤油製造を営んでいたお家の都合で実業の世界へ。そして館林の小麦に目をつけ、日清製粉を興しました。

140111山口晃展ー館林 正田醤油
ちなみに、正田家(皇后陛下の旧姓は正田)は全国規模でお米を扱う豪商だったそうで、その後、醤油製造に転じます。
ミュージアムのお嬢さん曰く、「正田貞一郎氏は、あまりお家の仕事が好きじゃなかったみたい」とのことで、製粉業になったとか。
正田醤油は今でも人気のお醤油です。(日清製粉のお隣にあります)

140111山口晃展ー館林 三桝家總本舗 麦落雁
知らない人は驚くと思うのですが、北関東の小麦文化はあらゆる独特な食品を作っています。
群馬だけでも、焼きまんじゅうとか、太田の焼きそばとか(真っ黒)、佐野ラーメンとか(館林でも蕎麦屋なのにラーメンが人気の「平野屋」がありますね)・・・
そしてこれもその一つ。三桝家總本舗(http://www5a.biglobe.ne.jp/~mimasuya/)の麦落雁です。

干菓子って口の中がぱさぱさして好きじゃないんだよね。とか思っていた私ですが、これを試食してびっくり。
麦の香ばしさが、普通の落雁と違うのです。美味しい!
「落雁革命キター!」という感じです。

140111山口晃展ー館林 東洋水産関東工場 マルちゃん
日清製粉だけじゃありません。
マルちゃんで有名な、東洋水産の工場も館林にあります。
館林ではないですが、「サッポロ一番」で有名な、サンヨー食品の事務本部と本社工場も群馬にあります。

いかがでしたでしょうか?このグンマー小麦文化の濃さ
駅からほんの数百メートル範囲内ですらこの濃度です。
しかし、タクシーの運転手さんに話を伺ったところ、「花山うどんは値段が高いから行かないよ。いつも行くのは『丸亀製麺』だね」とのこと。ぎゃふん(死語)。









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ジャンル : 旅行

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なお

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いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
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