デザインありきのビジネスについて

昨日行った「恋する豚研究所」に、地味に感銘を受けております。
「恋する豚」の豚肉そのものは、独自のポリシーに基づき、安全かつ丁寧に育てたおいしい豚肉というものであって、決して、独自の品種だったり、地域ブランドであったりするものではありません。

しかし、ただひたすらにブランディングのコンセプトが貫かれています。
ブランドネーム、メニュー内容、店内の調度品に至るまで当てはまるのですが、建築物を含むビジュアル面の統一については特筆ものです。
大手広告代理店が全面的に絡んだ時並みのCI管理を感じます。

これにより豚肉というコモデティ化しやすい商品の差別化を図っているわけですが、これほどまでに、食材という商品について、デザインに特化したブランディングとその徹底を見たことがないような気がするのです。


人間は、視覚情報に頼る生き物です。
ですので、その印象と無意識への刷り込みに、その人の選択が大いに左右されます。

たとえば、選挙。
とにかくTVタレントが当選してしまいます。
これは、TVでよく見るという無意識への刷り込みにより、特定の候補者を決めていない有権者がなんとなく選んでしまうからです。
(余談になりますが、これは私の考える選挙に頼る民主主義の限界です)

企業広告もそうです。
宣伝で何度も見ることにより、店先に並んだ商品の中から、無意識にその商品を選んでしまいます。

そこに大きく影響するツールがデザインです。デザインを中心をするブランディングで、消費者の印象をコントロールすることができます。
ここのコンセプトがちょっとでもブレると、けっこうマズいです。
貫くことに、消費者は清潔感や信頼感を感じますから。
でも、組織というものは、たくさんの人の意見でブレるもので、このあたりはトップダウンでやらないと、なかなか実現できないものだったりします。
ついでに、そこを理解する経営者も少なかったりします。

なので、ささやかではありますが、デザイナーあがりでマーケティング仕事をしていたものとしては、「恋豚研」を見て「やっぱりデザインは正義だよなあぁ」なんてことを、しみじみ思ってしまうのでした。
(作り手側の立場で考えてしまうのは問題ではありますが)






テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

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なお

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いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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