バイクの構造お勉強:エンジンのこと2(シリンダーがいっぱい)

前回の続きでございます。

市販車されているバイクのエンジンは、単気筒から6気筒までを見たことがあります。
その中でも、4気筒は比較的に多く見られるエンジンです。
ちなみに、バイクの世界では4気筒エンジンのことを「マルチシリンダー」とか「マルチ」と言ったりしますよね。
シングル=単気筒、ツイン=2気筒、トリプル=3気筒、マルチ=4気筒といったところでしょうか。


140303バイク技術 エンジン マルチ
並列4気筒エンジンのクランクシャフト、コンロッド、ピストンの組み合わせ。

ピストンが一番上に上がった時に、ガソリンが爆発するので、上の写真を見ると、①→②→③→④の順番で爆発するのだろうと思います。
なぜ、左端から右端までの順番で爆発しないのかはわかりません。
きっとなんらかの理由があるはずなのですが、まあそんなの知っているのはバイク屋さんくらいだと思いますので気にしないことにします。

ちなみに、4気筒でも爆発タイミングが複数のシリンダーで一致するものがあります。
この前、すべてのシリンダーが一度に爆発するクランクシャフトを見ました。
でも、そういうのは特殊で、ずらすのが普通だと思います。
なぜなら、多気筒エンジンの有利な点は、高回転を実現してパワーを絞り出すことができるというところにあるので、それを狙うなら、スムーズな連続爆発が必要でしょうから。
そのスムーズさを、巨神兵さん達に再現してもらうと、
140303バイク技術 エンジン マルチ
こんな感じでしょうか。
「6人いるじゃねーか」とかつっこんじゃだめ。
BGMはもちろんEXILEの「Choo Choo TRAIN」です。
ZOOではなくEXILEだからと言って永久機関になるわけではありませんのであしからず。単に若い人ぶってみただけです。

では、クランクシャフト1回転を1小節としたとき、単気筒ととマルチで爆発タイミングを音符と楽器にした比較イメージが以下となります。
140303バイク技術 エンジン マルチ
(4サイクルエンジンですので)次の小節はいずれも圧縮行程で全休符ですね。
600ccのバイクでも単気筒とかあります。
大きなピストンによる蹴りだす力(トルク)を楽しめますし、4気筒と比べたら構造が簡単で車体を軽くできます。その分安くもなりますし整備性もあがります。

つまり気筒数を含めたエンジンの特性は、メーカーが目標とするバイクの特徴や目的に対して選ばれているのでしょうね。

140303バイク技術 エンジン マルチ
とはいうものの、その最高出力、扱いやすさ、高回転への吹け上がりの官能性などの利点で、スーパースポーツや、大排気量ネイキッド、スポーツツアラーなど、高性能車種で4気筒が採用されることが多い印象があります。

140303バイク技術 エンジン マルチ
また、この精緻なメカニズムである並列4気筒エンジン搭載バイクを、量産機として世界で初めて実現したのはホンダとのこと。
そして、日本製バイクは、1970~80年代から世界を席巻します。

140303バイク技術 エンジン マルチ
しかしながら、このゼファーみたいなクラシカルスタイルな並列4気筒ネイキッドバイクも、今の欧州の人から見ると珍しいもののようです。
日本では今でも「バイクらしいバイク」とされ人気がありますが、これは日本のお家芸であった4気筒に対する愛着ゆえのような気がします。

このように、バイクについて考える時、エンジンの形式や特徴は切っても切れない関係にあるようです。

次に続きます。

【バイク構造のお勉強】
エンジンのこと1(どうやって爆発を動力に変えてる?)
エンジンのこと2(シリンダーがいっぱい)
エンジンのこと3(シリンダーがいっぱい修正編)








テーマ : 地味にコツコツやってます
ジャンル : 車・バイク

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相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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