地味でいきましょう。

心が荒んでおります。
いけません。ここはひとつマンガでも読みましょう。
というのは、荒む心の反動か、地味系恋愛マンガに惹かれてしまう今日この頃・・・病んでるなぁ、自分。


というわけで、まずは、湯木のじんさん「藤代さん系」。

140424地味系恋愛マンガ

3巻出てたんだ。読みたい。

まじめで地味で、でも報われない女子高生、藤代さんは、なぜかそんな彼女に絡んでくるニヒリストで、なんでもそつなくこなすイケメン男子、久世君が好き。

藤代さんって、マンガの主人公としては珍しく、飛び出たところがりません。
ある意味、普通すぎる女の子です。
不器用で、がんばっても、大成功を収めるわけでもないし。
せいぜいテストの成績が平均点になるくらいという地味っぷり。
本人だって、悩んでいます。

「私が真面目なのはさ
 お父さんが喜ぶってのもあるけど
 自分自身 それが落ちつくからなんだと思う
 だから これでいいって思うのに なのに なんで
 たまに すごく
 悲しくなるんだろう」


そんな藤代さんを、久世君はいつもサディスティックに肯定してくれます。
その微妙な距離感が面白いです。

それを描き出す作者のバランス感覚が絶妙なのだと思います。
藤代さんのかわいらしく、でも美人ではない感じとか。
久世君のいやな奴度合いと、藤代さんへの思わせぶりな態度とか。
ポジティブ女子で、藤代さんのただひとりの支援者、古瀬さんの微妙な熱さとか。

はじめは読み切り作品だったようですが、連載作になったそうです。
実は、そんな藤代さんに共感する人、多いのかもしれません。


で、次は最近借りてきた かがみふみを さんの「きみといると」


まだ1巻しか読んでないんですけれど。

男子高校生の岩井君は、偶然入った喫茶店の女子高生バイト店員、山河さんと出会う。
岩井君は初めての喫茶店。山河さんは初めて淹れるコーヒー。
初めてづくしの二人の恋が、とてつもなく遅い進行で始まるのだった。

140424地味系恋愛マンガ
1巻では、山河さんを好きになった岩井君の恋心が描かれます。
おしゃれなことも、スマートなことも縁遠く、ただひたすらにカッコ悪い、男子高校生の心情が初々しく、かわいらしいです。
名前を聞いただけで赤面しちゃったり、メールするだけのことに一晩悩んだり。

「なんかオレ バカみたいだな
 一人で舞い上がってさ」


でもね。こんな風に相手を想って、心の浮き沈みをひとつひとつ噛みしめて、人は大人になるんだな~、ということを思い出させてくれる気がします。

おまけに超スローな展開。ヒロインが恋を意識するまでに丸々1巻費やすんだぜ。
作風として、萌え絵とも違う、良い意味で野暮な絵ですし、ヒロインが変にロリすぎる気がして、読む人を選ぶと思いますが(岩井君より年上なんだけれど)、続きが楽しみです。




恋なんて、実はおしゃれでもなんでもなくて、人生は地味で、でも、だから良いものなんだ、という作品に惹かれてしまう自分がいます。
少しは、成長したということなのかもしれません。

「在るのだ。
 キラキラした少女漫画には けして出てこない情景
 この世が 本当にきれいなら ないはずのもの
 でも、それは、在るのだ。
 在るのだ。
 在るのだ。
 在るのだ。
 こんなふうに生まれてくるのだ。」
「荒野の恋」作:桜庭一樹さん、絵:タカハシマコさん











テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

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なお

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いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
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