第4回 Sakura Auto History Forum(その7 フランス・スウェーデン編)

DIC川村記念美術館で5月10日に開催された、「第4回 Sakura Auto History Forum」の見学レポートをご紹介しております。
本日は、フランス・スウェーデン編です。

【ルノー アルピーヌA110】
140510_Sakura Auto History Forum
1976年式。
もともとはルノーをベースにした軽量なスポーツカーを生産するメーカーでした。
のちにルノーに吸収されてルノーの一ブランドになりました。
このA110はその代表的存在です。

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空冷エンジンをRRレイアウト。
ボディは強化プラスチック製です。
その軽量さとRRによるトラクションでラリーレースで活躍しました。

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エンジンは時代によって違い、最終的に1800ccまで拡大されましたが、パワーで勝負するタイプのクルマではありません。
補機類が少なくできる空冷エンジンも軽量化に一役買っていました。

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意外とインテリアがそれなりでした。
レース仕様車ということで、もっとそっけないのかなと思いましたが。

140510_Sakura Auto History Forum
個人的にとても好きなクルマです。

【シトロエン DS21】
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1968年式。
初登場は1955年。このデザインはとんでもなく異端でした。
しかも、ハイドロニューマチックという気体&液体を媒体とした動力制御サスペンション(ハイドロニューマチック)はもとより、前輪駆動の採用、重量配分、空力性能、FRP(屋根)の採用など、各所に新しいアイデアが盛り込まれた保守的な部分が少ない未来志向なクルマでした。
そして、それは大当たり。
高級車でありながら長く愛されることとなりました。
しかし、あまりに特徴的なメカニズムなため、日本では整備するのが難しかったということです。

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前に重量がかかるように設計されていたり、空気抵抗が後ろ半分にかかるようになっています。さらに前輪幅が後輪より広くなっています。FFレイアウトも手伝って、安定性は抜群だそうです。

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このデザインは今見ても新しいです。
下記のSMもあわせて「宇宙船」と呼ばれたりしますが、この頃のシトロエンはどこまでも特徴的でした。
そのコンセプトを含めて、実にフランス的なクルマだと思います。

【シトロエン SM】
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1975年式。
このクルマにお目にかかれるとは思っておりませんでした。
個性的なメーカーとして有名なシトロエンですが、そのラインナップの中でもひときわ尖った存在です。

基本ベースはDSです。
それのスポーツモデル的な存在らしいのですが、この巨体・・・?
ちなみに、本当はライトが角型6灯です。
しかも内側のライトが、進行方向を向く可動式でした。
しかし、法律上、日本やアメリカでは許されず、丸型4灯として発売されたそうです。
空力追求のためでしょう。ナンバーもカバー内に設置する方式になっています。

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後が下がっておりますが、エンジンをかけると上がります。
シトロエン独自のサスペンションシステム、ハイドロニューマチックは動力を得て作動するのです。
常に車体が水平になるようになっています。しかも車高を変えることができます。

また、ハンドルがレーシングカー以上に敏感にできていたり、動力でハンドルをセンタリングする装置がついていたり、MT操作が独特だったり、ブレーキペダルではなく踏み込むボタン式になっていたりと、とにかく独自性の塊みたいなクルマだそうです。

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エンブレムがこんなとろこに配されているのはおしゃれですね。
エンジンは、マセラティー製V6型2600cc。
時速200kmを目標にしていたようです。

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整備性は劣悪で、多くのSMが早くに息絶えたようです。
しかし、SMを愛する人々によって、これほどまでに保存状態の良いものも存在するのだと知っただけも、この会に来た甲斐があるというものです。

しかし、この頃のシトロエンのデザイン、機構ともに、つくづくフランスという国の奥深さを感じますね・・・
我が道をゆくことを恐れない。それが仏魂というものなのかもしれません。
それにしても、フランスはほとんどがシトロエンでした。
その独自性がマニア心をくすぐるのかもしれません。

【シトロエン 2CV】
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1948年に登場。
戦後のフランスにモータリゼーションをもたらした、コストパフォーマンスに優れた国民車。
しかし、発表時、そのデザインの奇抜さから、ボリス・ヴィアンにして「回る異状」と言わしめた2CV。
でも、その性能は世界中の人に受け入れられ、いまはフランス車の象徴といっても過言ではないと思います。
それにしても、紹介台数はわずかなのに、フランス車の個性は濃いですね。

【ボルボ アマゾン】
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最後はスウェーデンはボルボ社。P120ことアマゾンです。
1959年と1970年式。登場は1956年。
高い耐久性は当時から。
ワゴンやクーペなど、様々なタイプが存在します。

140510_Sakura Auto History Forum
2台揃うと、なかなかの迫力。
長く愛されただけあって、スタンダードで廃れないデザインだと思います。



以上7回にわたりご紹介してきた「Sakura Auto History Forum」のご紹介も今回が最後です。
メーカー別、国別、年式別に並べてみると、傾向が分かって面白いですね。
無料イベントでしたし、天気も環境も最高!心の底から楽しめました。







テーマ : イベント
ジャンル : 車・バイク

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Author:なお
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相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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