ロックなのかも

この前、父の付き合いで映画を見てきました。
吉永小百合さん主演の作品で、父の出身地でロケされたとかで。
観た感想は、正直、最高につまんなかったです。
作り手の「こうすれば年寄は感動するんでしょ?」みたいなのが透けて見えるんですよね。
コンテンツに必要な、「美しさ」を吉永小百合さんという素材だけに頼りすぎているんですよ。
これは吉永小百合さんのプロモーション映画で、吉永小百合さんというアイドル女優を好きでないと観てられないと思いました。

こんな辛辣なことを思ってしまうのは、やっぱり自分が特殊なんだと思います。
自分はオタクだって自覚していますが、オタクって、ある意味コンテンツ消費のエリートなんです。
オタクってたくさんの物語を消費して、人が快楽を得る物語のパターンというのが身に染みているもんだから、主題とは関係ない変なところに「萌え」だとか「燃え」だとか、そんなのを追求してしまったりするわけです。

でも、それだけじゃなくて、アニメやマンガって、ストーリーや演出の壮大な実験場なんだと思います。
難しい物語ばかりで、慣れた人でないと読み解けない話がけっこうあります。
それは「絵だから許される」という人の心を利用しているのだと思います。
そして、私は、とても複雑な物語に慣れ過ぎてしまっているのだと思います。

はりめぐらされた伏線や隠されたメッセージを読み取って、意外な展開に戸惑って、あらゆることを記憶・推理して、そしてそれを裏切られまくって、奇想天外なカタルシスへの快感へ至るのです。
それは詰将棋に似ていて、練習を積めば積むほど、難解な題が欲しくなるという・・・

というわけでなんだか難しいアニメ作品「輪るピングドラム」を観ているのですが、残りあと3話となりました。
主人公の3人の兄妹が離れ離れになってしまって、切なくて胸が張り裂けそうです。
「ああ、この気持ちを表現するのがロックというものだったのかも」なんて思っています。
最近、「表現者側に戻れ」なんて複数の人に言われているのですが、正直、昔のようにはできないな、と怖がる自分がいます。でも、なにかしないといけないのかもしれません。死ぬまでに。


やくしまるえつこ 「少年よ我に帰れ」

「鈍感がくせになって 賞賛は嘘ばっか
怠く甘く痺れるアフタヌーン

突然開くドア 降り立つ謎の声
未来の記憶よみがえって眼差し陰る
少年よ我に帰れ

特急列車乗っちゃって
桃源郷に連れてって
一切合切灰にして

後ろ指さされたって
緊急回避きめちゃっていいよ
全部お気に召すまま」


「輪るピングドラム」の後期主題歌。6分越えの大作。そしてやっぱり難解。
作詞作曲もやくしまるえつこさん(ティカα名義)。
編曲は、ハイポジや栗コーダーカルテットの近藤研二さん。
私は空耳楽団の方が思い出深いです。
言われてみると、ああ、近藤さんってなんとなくわかる。間奏の雰囲気とか。







テーマ : 日々のつれづれ
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相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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