運命の列車を乗り替えて

アニメ「輪るピングドラム」を最終話まで観て、本当に心の底から悲しみがこみあげて、声を上げて泣いてしまいました。
この作品、設定が破たんしているし、ご都合主義も目立つし、演出はわけがわからないし・・・・・・でも、心を揺さぶられる作品でした。

(ネタバレあります)あらすじは、“選ばれなかった子どもたち”とある魔法を使えるひとりの少女が、純粋故にやっかいな社会を憎む悪意に翻弄されながらそれ立ち向かったり流されたり、お互いを愛したり憎んだりしながら、最終的にその命を捧げあってお互いの心の隙間を埋めあおうとするものです。

愛する人を救いたかったその想いに対する犠牲があまりにも大きかったから泣けるのでしょうか。
愛とは、そこまでしてはじめて達成されるものなのでしょうか。
きっとそれは、考えても答えの出ないことなのでしょう。

実は、この作品をリアルタイムで、偶然見たのです。
「あ、これなんかいいな」と思って、番組の最後のスタッフロールを見て、凍りつきました。
その中に、ずっと昔、私の運命を変えて、私を選んでくれなかった人の名前がありました。
それから大変な話題作になりましたが、そのせいでずっと観ることができなかったのです。

今回、通して観ることができて、この作品のキーワードに、「運命の人」と「選ばれなかった子ども」というのがあり、感情移入して、1話づつ、まるで開けた向こうに恐ろしいものが待ち受けている扉を開くように観てしまったのでした。
でも、選ばれなかった子どもたちが、運命の列車を乗り替えて、とても悲しいけれど新しい道を歩き出すエンディングに、なにか元気づけられました。
私も、なにか新しい運命の列車へ乗り替えるべきなのかもしれません。

===============
(主人公の3人のうち2人の最後の言葉)
「ねぇ 僕たちどこへ行く?」
「どこへ行きたい?」
「そうだなぁ」
「じゃあ・・・」

===============







テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

最後までピングドラムが何かわかんなかった

見ててよく分かんなかったけど「生存戦略」は面白かったです。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16524708?group_id=deflist

Re: 最後までピングドラムが何かわかんなかった

>震電さん
あのシーンはお口ポカーン状態でしたね。
「おい、このシーケンス毎回やるのか?」と思ったら、それからしばらくほぼ毎回やりやがった!

(以下ネタバレ)
この作品は、こういう演出で目をくらませているけれど、本質は単純なんです。
最初、小学生が主人公らの家の前で会話していることが全てです。宮沢賢治が理想とした自己犠牲という愛の物語なのです。
冠葉=カンパネルラ、晶馬=ジョバンニ、なんですよ。地下鉄は銀河鉄道のオマージュです。

冠葉は晶馬に命を半分与えました。(小さい頃、檻の中で)
陽毬は冠葉に命を半分与えました。(初めて出逢った時)
陽毬の半分の命が尽きそうになった時、冠葉は陽毬に命を半分返しました。(第一話)
晶馬は冠葉に命を半分返しました。(最終話)
冠葉は苹果による運命の乗り替え時に全ての命を陽毬に与えて死にました。(最終話)→転生
晶馬は魔法を使った苹果への罰を全て受け取って死にました。(最終話)→転生

ピングドラムとは、高倉家三兄妹の命のやり取りだったのです。
ちなみに魔法の罰、「さそりの火」とは「銀河鉄道の夜」に出てくるエピソードです。

あまり理屈では考えはいけません。かなりのご都合展開と設定ですので。
プロフィール

なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
MtXです。

Twitter on FC2
カテゴリ
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ
広告1
広告2