レコンギスタは灰色トミノ?

富野由悠季監督の最新作かつ最新のガンダムである「Gのレコンギスタ」と、最初の作品「機動戦士ガンダム」を並行してみています。MXテレビで再放送しているのです。

141201ガンダム今昔
「Gのレコンギスタ」


「Gのレコンギスタ」は面白いのだけれど、ちょっと気になるところがあります。
戦争と命の扱いが軽いな、ということです。
「機動戦士ガンダム」では、戦闘が起これば死人が出ますし、傷つく人も描かれます。
大規模戦闘になれば、宇宙戦艦の廊下にも負傷兵が溢れ、爆発するモビルスーツのコクピットの中では、死に逝く名もなき兵が叫ぶ姿が描かれます。
特攻して死んだ人、忠義に尽くして死んだ人、意地で死んだ人、母親の写真を抱いて死んだ人、無駄死にではないぞと上官に気休めを言われながら無駄死にした人・・・人の死が印象に残る作品でした。

でも、そういうのが、「Gのレコンギスタ」にはないのです。
スポーツみたいに戦争している感じがします。
殲滅戦みたいな戦闘ばかりでモビルスーツがたくさん爆発して、たくさんの人が死んでるはずなのに、ないのです。
作戦目的にもよるけど捕虜解放を目的とした作戦で損耗率20%になったら、いや10%でもさっさと引いて考え直すね、私だったら。(そもそも作戦なんかなさそうな戦闘ばかりだけど)

主人公のベルリは、自分の教官だったデレンセンを、心ならずも殺してしまいます。
なのに、デレンセンの部下で同じく教官だったケルベスと再会してそれを語ることなく、普通に会話をしていました。
心が痛むことはないのかな?と思うのです。

あと、補給が潤沢で、モビルスーツを壊し放題。
モンテーロまであんな簡単に喪失とは・・・
「機動戦士ガンダム」の現場では、敵、味方ともに補給がままならず、さらにオーバーワークで、行き詰まり感が蔓延し、誰もが戦争に辟易していたのですが・・・

組織の都合、というのがあまり感じられないことも「Gのレコンギスタ」の特徴です。
主人公のベルリは、どうやら成長するタイプの主人公ではなく英雄タイプで、深い考えを持って状況を見極め、自分の行動を判断しているようです。
でも、何を考えているかわからないんですよね。

いきなり、「恋を知ったんだ 誰が死ぬもんか」だもんな~。
これ自体はいいセリフなんだけどね~。そうだったんだ~、と思った視聴者多数じゃないですか?
そこまでアイーダちゃんのこと好きだったんだ?

あ~、もう初めから「ターンAガンダム」みたいな完ぺきな「白トミノ」作品にすればよかったのに、変に黒にすり寄るから灰色になっちゃったんだよ~。

でも、面白いけどね。「Gのレコンギスタ」。
めちゃくちゃだけど、自由に動き回るキャラクター達を見ているだけでも。

ベルリが養子だということもわかり、G-セルフを起動できるベルリ、アイーダが月もしくはトワサンガから来た子どもたちであることが想像できてきました。
その子どもたちが各国の要人の子として存在していること、クンパ大佐が月もしくはトワサンガから来た黒幕であること、月もしくはトワサンガの都合で作られたと思しきキャピタルにはびこる宗教の存在・・・
地球VS月という「ターンAガンダム」の前哨戦になってきそうな気配ですね。

まあ、なにはともあれ、白でも黒でもいいけど、どっちかに振ってほしいな。
人が無意味にたくさん死ぬのは良くないです。
殺すなら、なにかを受け手に伝えなければ。







【追記】そういや「恋を知ったんだ 誰が死ぬもんか」って台詞で、小説版Zガンダムのエマさんの最後の台詞を思い出した。「まだ私は恋もしていない。本当の恋は・・・」とか言って、どっか〜ん(死)
でしたね。





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