明るいんだか暗いんだか

さっき、「実は、ほとんどの人が音楽のことなんて、深く理解できてはいないんですよ。」と書いたことに、誤解を生みそうな気がしたので、補足を。
頭で理解できないだけど、誰もが感じてはいるのだと思います。

その証拠に、長く活躍する大ヒットメーカーって、みんながみんなそうってわけじゃないのだけれど、ある共通する価値観があると思うのです。
それは、「明るいんだか暗いんだかよくわからない」という曲に見られます。

たとえばaikoさん。
なんだか難しいことしてるな、って思うのですが、あまりにもあっさりと聞かせてしまうし、さらにモリモリ盛り上げるので、あんまり意識できない。

aikoさん「カブトムシ」(途中まで)

熱い恋の歌なのですが、不安とも迷いとも違う不思議な不安定感・・・
ただ素直にきれいな感じじゃなく、でも濁っている感じがしないから、より想いが重たく感じられるような気がします。
この熱い思いをaikoさんが表現すると、明るくも暗くもない(というかその入れ替わりが激しい?)微妙な曲調になるかなと思うのです。


そして宇多田ヒカルさん。なにせお母さんが藤圭子さんですから。
歌い方と声がなんていうか・・・暗いです。明るい曲調であっても。

KIRINJIによるカバー「Keep Tryin’」(途中まで)

宇多田さんの歌は強力過ぎて引っ張られすぎてしまうので、あえてKIRINJIのカバーで。
私が大好きなこの曲はとくに曲そのものがかなりかわっている気がします。KIRINJIがカバー曲に選んだのも納得。
メロディとハーモニーが秘めた絶望感をはらんでるような気がします。でも歌詞は超前向き。
そのちぐはぐさが危うい感じで、脱力してるのに緊張しているような変な感じがします。


奥田民夫さんの曲も、そんな感じのものがあると思います。「息子」とか。
松任谷由美さんになる前の荒井由美さんもそんな曲が多い気がします。
こんな感じで、長く活躍するヒットメーカーの皆さんの中には、それぞれテクニックは違うと言えど、目指している感覚というか価値観が近いところにある人が多いような気がするのです。
それはきっと日本人の国民性です。
それを受け手はしっかり感じているわけで、つまり誰もが音楽を感じていることは確かなのだと思うのです。







テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

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相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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