命すら笑い飛ばす野蛮さで対抗する

この現象の考察を書くにあたり、悩んだのですけれど、大事なことのような気がするので、書いておきます。

知らなかったのですが、例のテロリストの日本人誘拐事件に際し、Twitterで「ISISクソコラグランプリ」なるものが先週末あたりに盛り上がっていたみたいなのです。
テロリストを揶揄するバカバカしいコラージュ画像を作ってアップしあう、というものです。
人質の命がかかってるのに、とても不謹慎な行為ではあります。

でも、これ、確かにテロリストには効果的なのです。

テロリストは、今回の誘拐事件について、
 ・日本国内の意見の対立による混乱
 ・日本国内の反政府的な世論の形成
 ・結果としての日本国民によるテロリストの肯定

というようなことを目的としていると思います。

日本国民をコントロールするための道具は、「殺人という恐怖」です。
その小さな火種をインターネットというツールで、効果的にでっかく見せているのですね。
イスラム国というテロリストはそこが上手いのです。情報戦に長けていると思います。

でも、人質も含めてそれを“笑い飛ばしちゃったら”どうでしょう?
恐怖という火種自体がなく、まったく効果をなしえません。
驚いたテロリストはさらに脅しをかけてきたみたいなのですが、日本人には「暖簾に腕押し」「糠に釘」状態でまったく効果がなかったみたいです。

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ツイッターで #ISISクソコラグランプリ が流行 → イスラム国の人が洒落にならないほどキレてる
http://matome.naver.jp/odai/2142181104980381001
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「【謎展開】イスラム国メンバーが #ISISクソコラグランプリ に参戦しだしたんだけど・・・」
http://blog.esuteru.com/archives/8026850.html
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今回の人質が人質になった背景について、全ての人に同情される理由に乏しかったために、こういうコラ画像で揶揄するということができたのだと思いますが、テロリストにとっては相当に衝撃的なことだっただろうと思います。
人質が無価値なわけですから。(蛇足ですが、これ実はテロリストとの立場を逆転するのに有効。)
画像という言語関係ない手段で笑われたことでテロリストのイメージダウンになりますし、それまで有効だったインターネットというツールが逆に自分たちを脅かすものになってしまうのも初めての体験だったのではないでしょうか。
連中は有効な対策を打てずに終わっています。

外国メディアは、NBCやワシントンポストも含めて、このことを肯定的に評価しているものが多いみたいです。

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「イスラム国(ISIS)に対するツイッター利用者の攻撃と海外からの評価」
http://blogos.com/article/104194/
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「ツイッターによるコラ画像をめぐる海外の評価(その2)とISISアカウントの凍結」
http://blogos.com/article/104230/
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でも、これって、正直なところ、
「テロリストという外道に対し、外道な手段で対抗する。」
ということだと思います。
実は、テロ対策にはこれしかないような気がするのですが、政府ができることではありません。
それに、ほとんどの人が、テロリストをユーモアで撃退するなんて理由ではなく、ただ面白いからという理由でやっていたであろうと思います。
今回はたまたまうまくいったけれど、調子に乗りすぎると、取り返しのつかないことになると思います。フランスの二の舞になりかねません。
なので、そろそろやめてほしいです。






テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

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相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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