愛の話を

私の敬愛する羽海野チカ先生の、ご乱心発言。


先生!しっかり! 先生!気を確かに!! 先生!かえってきて!!

ちなみに、上記発言に出てくる人は・・・
150318後藤隊長
後藤隊長(後藤喜一) ゆうきまさみさん他「機動警察パトレイバー」
南雲隊長ラブ。

150318貝木泥舟
貝木泥舟 西尾維新さん「物語シリーズ」(ビジュアルはアニメ版)
戦場ヶ原ひたぎちゃんラブ。

150318蟇郡苛
蟇郡せんぱい(蟇郡苛:がまごおりいら) アニメ「キルラキル」
満艦飾マコちゃんラブ。

以上、羽海野先生が入り込めるスキはないでアリマス!

いやしかしね、羽海野先生によるマンガの革命のひとつって、「女性向け漫画における男性キャラの幅を持たせた」というところがあると思うんです。
いろんな魅力の男性キャラが出てきます。イケメンじゃない人も含めて。
繊細な美少年とか、ワイルド系だけじゃなくて、男くさいキャラとか出てくるわけです。
それから他の人の作品でも、そんなキャラが見られるようになったと思うんですよね。

上記の3人なんて、みんな清濁併せたような・・・蟇郡せんぱいは悪役だったけどいいやつでしたが・・・でも、貝木泥舟なんて天才詐欺師で悪い人。
でもね、深いんですよ。深いんです。

「化物語」とか「偽物語」とか物騒なタイトルの「物語シリーズ」にあって、「恋物語」なんていう中でも一番華やかなタイトルの作品で主役のひとりをやっていたりします。
でも、この物語、一見どこが“恋物語”なのか、さっぱりわかりません。恋のときめきもなんて一切ありません。
ただひたすらあるのは心理戦。
かつて騙された被害者、戦場ヶ原ひたぎと、騙した天才詐欺師、貝木泥舟。
ずっと距離を保ったままの主人公、二人。
この作品では、シリーズを通しての主人公であるべき、そして戦場ヶ原の恋人である阿良々木君は一切出てきません。
表向きは、戦場ヶ原は貝木を恨んでいて、貝木もただの依頼と流しているそぶりです。
でも、結果として戦場ヶ原は貝木から全てを奪いました。
そして、貝木もそれがはじめから想定の上のことだったのだと思います。

この作品を観て(アニメ版しか観てないのです。すみません)、思い出したのは、桜庭一樹さんの小説「私の男」でした。
父と娘の近親相姦を描いた作品で、「恋物語」はかなりドライなのですが、この作品はすさまじくウェットです。粘りつくような関係性がこわいです。
一見、父が立場を利用して父が娘から奪っているようなイメージでとらえてしまいますが、この作品ではそうじゃないのですよね。娘が父から奪っているのです。全てを。
そして、奪いつくしたら他の男へ移る。
父は娘の罪と共に消え去るのみ。
娘は女になって、いつか子供を産んで、子どもから全て奪われるのでしょう。
それが愛というものなのかもしれません。

愛って、きっと、全て奪う覚悟と、全て奪われる覚悟のことなのではないかって私は思うようになりました。
羽海野先生が、貝木に惹かれたのも、きっと全て奪われる覚悟ではじめから行動した、そして心を許さない距離で愛を貫き通した、そんなところなのではないかと思ったりしました。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

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相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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