百手巨人

士郎正宗さん「アップルシード」の主人公の一人、戦闘サイボーグのブリアレオスには、「ヘカトンケイレス(百手巨人)・システム」という基本システムが装備されています。
これ、敵の神経系への接続、制圧、操作、ということしか、作品上では出てこないのですが(あとは部品交換が早かったり)、敵サイボーグのこの発言が気になっていました。
150801ヘカトンケイレス
「その仕掛けの多さはヘカトンケイレス 無限に端末を増やせて空母でも制御できるタコ足配線脳の化物だそうだな。」

で、いまになってやっと気づくわけです。
これ、いまでいうところのデータリンクを介して様々な端末を統合利用して艦隊防御するイージスシステムみたいなものだな、と。それを個人レベルでできる、と。そういう感じのもの?
なので、その膨大な情報処理の大きな負荷に対処するために、ブリアレオスは脳の増量なんてこともしています。
インターネットが普及するずっと前の作品ですから、かなりすごい発想ですよね(イージスシステムが開発中、もしくは実戦配備されていたかも) .
作品上でその真価を発揮してなかったのは残念至極。

でも、最近、それをメカ演出に取り入れた作品を観ました。
「アルドノア・ゼロ」の主人公、界塚伊奈帆が装備する「アナリティカルエンジン」です。
第一期で宿敵スレインに撃たれ、死んだかと思った伊奈帆ですが、左目を失っただけで、そこに義眼を入れて再登場します。
でも、その義眼はただの目ではなく、高度な複数種の視覚認識装置であり、伊奈帆の全知覚を統合かつ、それを脳を利用して分析する装置でもありました。
彼も体の一部をサイボーグ化したわけです。
元から伊奈帆が持つ高度な戦術家としての才能とそれはうまくマッチングし、チーム全体へ高い戦闘力の底上げに至ったのですが・・・アナリティカルエンジンの機能はそれに止まりませんでした。

21話かな?
量子テレポートの応用で複数に完全分身する敵に対し、伊奈帆は戦域に展開するすべてのカタクラフト(ロボット)のコントロールを、戦術データリンクネットを通じて掌握。
全ての敵に同時着弾させ、分身させずに全滅させるという離れ業をやってのけます。


これの28:00あたりからをご覧ください。
さすがに脳への負荷はかなりのものだったようで、作戦後の伊奈帆は誰にも気づかれぬよう、ひとりコクピットで苦しみます。

人が想像できることは実現可能、って言ったのはジュール・ベルヌだそうですが、いずれ人はこういうことができるようになるんじゃないな、と期待しています。
戦闘はおいておいて、知覚の拡大とその膨大な情報を把握、利用するための処理能力の拡大は、人間の考え方や価値観を大きく変えていくような気がします。
そのとき、やっと人間は、もう少しましな生き物になれるのではないでしょうか。
そんなことを期待しています。

テーマ : 日記
ジャンル : アニメ・コミック

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