修造はゾーンに入れない

私、松岡修三さんが大嫌いなんですよね~。

テニスをやってたので、そりゃあ子どもの頃は尊敬してました。
でも、今は昭和ダメダメスポーツマインドの象徴みたいな人に見えるんです。
まあ、みんなそれをネタに楽しんでいるのだろうけれど、私はかわいさ余って・・・の心理なのでしょうね。
尊敬した人が現代スポーツメンタルを意識してない、つまり進歩してないという忸怩たる気分。

「基本的に、ゾーンには入ろうと思って入れるものではないです。以前、報道ステーションという番組で、松岡修造さんと一緒にレスリングの吉田沙保里選手のインタビューに行きましたが、そのとき修造さんは『ゾーンを目指して必死にメンタルトレーニングをやった』と言っていました。そうしたら吉田選手はこう答えたんです。『修造さん、ゾーンに入ろうとするから、ダメなんですよ』と。まさにその通りで、ゾーンは入ろうとして入れるものではないです。」
http://www.sakaiku.jp/series/zone/2014/006781.html


「ゾーン」とか「フロー」と呼ばれる心理状態について。
心理学を体系的に学んだことがない私が語るとどうしても恣意的になってしまうのですが、これまで自分でしてきた体験や学びから、すごく興味があるのと同時に、「実は催眠状態のひとつだろう」と考えています。

催眠って、なんだかインチキっぽく思えると思いますが、実は普通にある精神活動なのです。
例えば、通勤通学で駅まで歩くのに「ここはこう曲がって・・・」とか考えませんよね。
あーだこーだ全く別のことを思い浮かべてたり、音楽を聞いていたらいつの間にか駅についていた、という経験は誰にでもあると思います。
電車の中でうとうとしていても、目的の駅についたらぱっと目が覚めます。
これが催眠です。

さあ、思い出してください。
普段、スポーツやパフォーマンスをしていてとても楽しいときがありますよね。
ほわ~んと、なんだかうまくいってて、他のことなんか忘れてるし、必要な情報以外心に入ってこないとき。
バイクに乗る人にはわかってもらえると思うのですが、独りでいつもの道を走っていて、気持ちよく乗れているとき。

あれ、もうゾーンなんじゃないかと思っているんです。
私が考えるゾーンって特別な状態ではないのではないかと思うのです。

ただ、競技や発表というプレッシャーがかかると途端に難しくなります。
あるお坊さんから聞いたのですが、独り修行していると「悟った」ような気になるそうですが、俗世間に紛れるとそれは霧散してしまうそうです、それにも一致します。

だから、松岡さんみたいに

「周りのことだって思えよ、応援してる人の事思ってみろ」だの
「崖っぷち!」だの
「絶対出来る頑張れもっとやれる」だの
「一所懸命、一つの所に命を懸ける!」だの
「しじみがトゥルル」だの

そういうことを考えている人は、絶対にゾーンに入れません。
実際、最近のアスリートは全く違うメンタルで競技に臨んでいます。

「努力は夢中に勝てない」為末大さん



ただ、いくらゾーンに入ったからって、スキルアップするわけじゃないですから、その人の最大のパフォーマンスができるだけです。
でも、この状態は、健在意識と無意識の間の蓋がとれている状態のなので、最適化したパフォーマンスがすんなり刷り込めるのです。
だから、練習の段階で、楽しく夢中になることは本当に大切なのだと思いますし、アマチュアならそれを楽しむだけでも十分人生にとって有意義です。
スポーツだけでなく、人生はそのものが、努力のためにするわけでもないし、誰のためにもするわけじゃない。
心の底から楽しむためのものなんですよね。
昭和生まれで、つい「修造イズム」の罠に陥りがちなので、そこを時々思い出していきたいと思います。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

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なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
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