Version II (Monster696 最新インプレッションを踏まえて)

以下、今後のmonster696改造を考える上での自己総括です。
完全な自己満足で、おかしなところがたくさんあると思いますが、読み流してください。


M696の基本マニューバは急減速・急加速&ストールターンだと感じている。
ストールターンって飛行機の世界の言葉で、バイクの世界でストールターンと言うのかわからないけれど、失速させる感じでバランスを崩すことを利用して曲がるのでそう呼んでいる。慣性でぐいぐい曲がっていくバイクとどうもそのあたりが違う気がする。
M696の場合、それなりのスピードが乗るコーナー以外は、このストールターンを意識した方が良い結果を感じている。
「なんでそんな低速で腰をずらすのか」と人から笑われるけれど、そのほうが安心なのだ。軽いバイクだからなのだと思う。

M696の構造上の特徴は、ショートスイングアーム、立ったキャスター角、剛性が高いメインフレーム、トルク重視のエンジンとギア、軽量、高い重心、といったところであろうか。
どれもLツインレイアウトのエンジンから来る必然なのだろう。

剛性が高いメインフレームのせいか、HMSでCB400SFに乗っていた自分には、M696に乗った最初の頃はフロントタイヤからのインフォメーションが薄く感じて仕方なかった。ブレーキング時でも、国産バイクみたいに路面へ押しつけている感じが薄い。
邪推であるが、これはおそらくこの頃のドゥカティの設計思想で、カーボンモノコックフレームのGP11がロッシを悩ませたのもこれなのではないだろうか。
独自ラインのクリッピングポイントにつけないとターンに失敗するので、慣れるまでブレーキングが大変である。
車体の軽さが最大の武器なのでブレーキングに分があるように思えるが、ブレーキングのコントロール性で言えば、そうじゃないバイクなのだと思う。

コーナー脱出、つまり加速は減速に比べれば安心感がある。
これ以上パワーがあるなら短いであろうスイングアームだけれど、M696のパワーならこれで良いのだろう。(もう数センチ長くても良い気もするが、旋回性が落ちるのは・・・)
ある程度どこかがしなっている感じがある。
サーキットで使用されるドゥカティは、エンジンブロックにあるスイングアームピボットを破損するものが多いと聞いたことがあるけど、さもありなん、と思う。(バックステップ化で強度不足になることを懸念している)

エンジンとギア比は完全に低速~中速に割り切っている。ついでにショックもそうなっているように感じる。高速機動は向いていない。
他の車種は知らないけれど、排気量が約700ccもあるのに6速の130km/hくらいで回転数の半分を使ってしまう。
SOHC 2気筒の旧式といえるエンジンであるれども、デスモドローミック機構のおかげで高回転域までスムーズに回る。なので上半分でも結構いけるのであるが、高回転域になると、FIが燃料をガバガバ喰わせるので、気温が高い季節だと排熱が追いつかなくなる。
オイルクーラーがないのは、単なるコストダウンかそれとも高速域を割り切っているのか。おそらく両方。

ドゥカティのラインナップでは小排気量に分類されるのだろうが、それでもアクセルワークは相当の繊細さを要求される。
ストールターンを基本にしているのでツキが良くないとこけてしまう、という設計思想なのだろう。
M696に慣れると、リッター4気筒であっても最初のトルクの薄さに驚く。ジムカーナ御用達のZRX1100をエンストさせてしまったことがある。
でも、内圧コントロールバルブや二次減速比変更の必要は感じない。
公道で扱える程度の適度に厚いトルクこそがM696の価値に思える。
ところで、ダートトラック出身のケーシー・ストーナーがトラクションコントロールを駆使してスロットルでコーナーをクリアしていたのが印象的だった。彼のライディングスタイルとドゥカティとのマッチングがうまくいっていたのだと思う。
そんな感じに、いち早く脱出ラインに乗せてスロットルでなんとかする方法がM696にも合っている気がする。

だから意外な弱点として急な下りのコーナーが怖い。
キャスター角がさらに立つことによるターン特性、ショックのストロークの短さ、なによりスロットルを開けてラインコントロールできないことなどが理由に含まれると思える。

そして上記のインフォメーションの薄さもあって、タイヤに頼らない乗り方にならざるを得ない。その点で、私を鍛えてくれたと思う。

前のモデルから15年目の2008年フルモデルチェンジ。
稼ぎ頭車種だったMonsterであって、その新型にドゥカティ社の力の入れようもうかがい知れたが、とんがったデザインと、分かりにくい特性、一見の「乗りやすさ」で最後まで誤解を受けたままの車種だったと思う。
この「乗りやすさ」が曲者で、乗りやすいからそれが本来の乗り方かというと、実は違うようだ。

以上のことを踏まえると改造案は以下のとおり。

1)ポジションの変更
2)ブレーキのタッチ改善
3)ショックの性能向上
4)軽量化


1)はタスク進行中。
2)は今度、お店に相談をしてくる。
3)は次回のボーナスでリアだけでもなんとかする。
4)はコストがかかりすぎて無理だろうと思う。ホイールが50万円(-2kg)、サブフレーム20万円(-3kg)。バックステップ化、マフラー交換、ショートテール化(済)で、合計-10kg近くが狙えると思うのだけれど。


どこまでできるかわからないけれど、これで、また少し心がときめくといいな、と思う。


Perfume「Dream Fighter」「コンピューターシティ」

「完璧な計算でつくられた楽園で
ひとつだけ 嘘じゃない 『愛してる』
どうして ねえコンピューター こんなに 苦しいの
ああ どうして おかしいの コンピューターシティ

雲と雲の間を突き抜けて
誰も見たことの場所へ
夢の中で描いていた場所へ
ありふれたスピードを超えて」

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 車・バイク

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なお

Author:なお
いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
バイク以外の趣味はお菓子作り。
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