マゾと未完成とプリマクラッセ

ん~、マゾヒズムについて考えてたら、どうしても忘れられないマンガのキャラがいまして。
それは、永野護センセ「Five Star Stories」のヒュートラン。

170218ヒュートラン
ドMで、どうしようもないドMで。

この子、人造人間です。
この世界では、騎士と呼ばれる超人と、ファティマと呼ばれる人造のコンピューター人間が、二人一組でロボット兵器を操る、ということになっており、ヒュートランはそのファティマであります。

しかも、天才科学者 Dr.バランシェの最高傑作のひとつ。
超絶的な能力と、絶世の美貌を兼ね備えています。

なのにドM。

なぜか?
それは、自らの最高能力をフルに発揮するため、最弱のパートナーを選ぶ「自己鍛錬プログラム」を与えられているから。
つまり、最高の性能を与えられていながら、戦績は凡庸。

バランシェ公、あんた鬼だ。

このヒュートラン、人前では卑屈でおどおどしてて、なのに心の中では相手を見下す、最低なやつなんですけど、あまりのドMっぷりに、もう哀れすらかんじちゃうくらい。
エクスタシーを感じてる時の顔がね、ひどい。ひどすぎる。
ある会社の15年分の経理処理を、自前の演算機能を使わず、紙と鉛筆とそろばんでやるとか、もう意味わかんない。
んでもって、それでアヘ顔してるし、ほんと意味わかんない。

美貌も最高の性能も無意味。
うん、バランシェ公、やっぱりあんた鬼だ。


でも、ログナーさんは、それについてこういいます。

「では聞くが 貴様 自分の最高傑作にそれができるか?
それができる者こそ 超一流(プリマクラッセ:伊語)と呼ばれるのだ!
なぜだ?
それは最高作が生まれた瞬間に“次”が見えるからだ!
凡人から見ればヒュートランは欠陥品で失敗作だ
だが 超一流のファティマだ!」




わかる気がします。
熊本の武家屋敷で、「逆さ柱」を見ました。
普通は縁起が悪いものとされているのですが、あえてそうしてあるのです。
それは、「完成させない」おまじないです。
完成してしまったら、あとは下り坂。滅ぶしかない。
未完成だからこそ、行けるところがある。

この前、ルノー・トゥインゴのヘンテコ部分に私が魅力を感じたのは、そういうことかもしれません。
それもエスプリっていうものでしょうかねぇ。
日本の製品は完璧を目指しすぎてつまんないんですよ。
ダメなところを作るのが本当にへたくそ。
偶然にそういうのができることも、効率的開発スキームの完成でなかなかなくなりました。
だから、みんな同じになっちゃう。
なんでそこがわからないかな~?

まあ、つまり何が言いたいかっていうと、マゾ万歳(違う)。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

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いいトシしてバイクの免許を取得。
相棒はDUCATI MONSTER696とHONDA solo。
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